煽り耐性の低さで有名なキャラクターと言えばワンピースの「エース」。
逃げようと思えば逃げられたところを、赤犬から煽られ、怒りで衝動的に立ち向かい、負けてしまいます。
そんなエースの煽り耐性の低さを反面教師として、煽り耐性の付け方を学びましょう。
エースの煽り耐性の低さがあらわれたシーンの説明
まずは、該当シーンの説明です。
白ひげ海賊団の2番隊の隊長であるエースが海軍に捕まっていたところを救出され、
逃げようとしているシーンです。
エースにとって、白ひげは父親同様であり、恩人です。
そんななか、海軍の赤犬から、白ひげをひどく罵られます。
赤犬「エースを開放して即解散とはとんだ腰抜けの集まりじゃのう
白ひげ海賊団
船長が船長…それも仕方ねぇか………!!
白ひげは所詮…先の時代の敗北者じゃけェ…!!!」
エース「敗北者……?取り消せよ……!!!今の言葉……!!!」
赤犬「お前の本当の父親ロジャーに阻まれ「王」になれず終いの永遠の敗北者が白ひげじゃァどこに間違いがある…!!
オヤジオヤジとゴロツキ共に慕われて…家族まがいの茶番劇で海にのさばり」
エース「やめろ……!!」
赤犬「……何十年もの間 海に君臨するも「王」にはなれず…何も得ず……!!終いにゃぁ口車に乗った息子という名のバカに刺され…!!
それらを守る為に死ぬ!!!
実に空虚な人生じゃあありゃあせんか?
エース「やめろ……!!オヤジはおれ達に生き場所をくれたんだ!!!
お前にオヤジの偉大さの何がわかる!!!」
赤犬「人間は正しくなけりゃあ生きる価値なし!!!お前ら海賊に生き場所はいらん!!!白ひげは敗北者として死ぬ!!!
ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが」
エース「白ひげはこの時代を作った大海賊だ!!!(おれを救ってくれた人をバカにすんじゃねェ!!!)」
ワンピース 58巻 573話
という流れで、怒りにまかせて赤犬に立ち向かいますが、あえなくやられてしまいます。
せっかく救出されたのにやられてしまうという大きな悔いが残ってしまうシーンです。
エースの煽り耐性の低さの解説と対策
エースの煽り耐性の低さを解説し、どうすれば怒らずにすんだのかを見ていきます。
エースの煽り耐性の低さを解説
エースにとって、白ひげは大恩人です。
そんな大恩人のことを「腰抜け」や「敗北者」と言われて頭にきてしまいます。
さらに「茶番劇」、「空虚な人生」、「ゴミ山の大将」などと立て続けに煽られて、エースの怒りはMAXに。
(赤犬は煽りスキルが高いですね…)
一刻も早く逃げないといけないという状況なのに、衝動的に怒りの感情が生まれ、理性が働かず無駄に立ち向かってしまいます。
では、どうすれば赤犬の煽りに対して怒らずにスルーできたのでしょうか?
「6秒ルール」で理性が働くのを待とう
怒りをコントロールする技術である「アンガーマネジメント」では、怒りの衝動をコントールする方法として「6秒ルール」が提唱されています。
怒りの感情が生まれたとき、脳の大脳辺縁系が活発に動きます。そのままだと怒りの感情に支配されてしまいますが、前頭葉が理性的な対処を促します。
大脳辺縁系が活発になってから、前頭葉が動いて理性が働くまでに、大体6秒あればいいと言われています。
そのため、なにか怒りが生じたときには6秒待つことで冷静な対処ができるようになります。
エースも6秒待っていれば死ななかったことでしょう。
でも、怒ったときに6秒待つのって実際にはむずかしそうですよね?
「カウントバック」テクニックを活用する
6秒待つためのテクニックがいくつかあり、その中に「カウントバック」というテクニックがあります。
カウントバックは、数を引き算しながら数えることです。
数を数えることで、目の前で起きていることから意識をそらし、一呼吸置くことができます。
数えることに意識できるようあえて数えにくい方法で数えるのが効果的です。
例えば、100から3つ飛ばしで数えます。
100、97、94、91・・・
のような感じです。
エースもカウントバックを活用して数えていれば、やられていなかったかもしれません。
実際にやってみてもらいましょう!
赤犬「人間は正しくなけりゃあ生きる価値なし!!!お前ら海賊に生き場所はいらん!!!
白ひげは敗北者として死ぬ!!!
ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが」
エース「100、97、94、91……」
これです
これを6秒繰り返していれば、冷静になりエースは死ぬこともなく逃げ切れたでしょう。
そんなエースも生かす「煽り耐性の付け方」を知りたい方は、以下も参考にしてみてください。

まとめ:エースの事例から煽り耐性を学ぼう
エースの事例を煽り耐性の観点から紹介しました。
怒りの感情をコントロールできないことには、デメリットしかありません。
煽り耐性を付け、怒ったあとに後悔する、ということは無いようにしましょう!