煽り耐性を付けるために、煽り耐性がない人や低い人がどんな特徴を持っているかを理解しておくことも重要です。
ここでは、煽り耐性がない人や低い人はどんな特徴をもっているのかを紹介します。
もし当てはまるものがあったら、以下の記事も参考にしてください。
煽り耐性がない人・低い人の特徴８選
①すぐに怒りやすい
当然、すぐに怒りやすい性格であることがあげられます。
他人からの批判や挑発に対してすぐに怒りやすく、冷静に対処できず、怒りや苛立ちの感情が表情や言葉にすぐ現れるという特徴があります。
たとえば、以下のような対応をしてしまいがちです。
- SNSや掲示板で他人からの批判や否定的なコメントに対してすぐに怒りの返信をする。
- 口論になると声を荒げたり、感情的な言葉を使ったりすることが多い。
Facebookの投稿で「自分はこの政治家を支持している」と書き込んだところ、他のユーザーから「そんな人を支持するなんて、頭おかしいんじゃない？」とコメントあり。
そこで「お前こそ何も分かってないくせに偉そうにするな！」と感情的に返信する。
②自己弁護が過剰
自分が正しいと主張したいという気持ちが強く、相手の反対意見に反射的に反論してしまう特徴があり、以下のような言動をしてしまいます。
- 他人からの指摘や批判に対してすぐに「でも」「だって」と言い訳をする。
- 自分を正当化するために、相手の欠点を指摘し返すことが多い。
同僚から「君の報告書には誤字が多い」と指摘された際、「でも、君の報告書だってこの前ミスが多かったよね」と相手の欠点を指摘し返す。
③被害者意識が強い
他人の言動を過度に悪意的に捉え、自分への攻撃だと感じ、被害者意識が強いという特徴があります。
たとえば以下のような感じ方をしてしまうでしょう。
- 他人のちょっとした意見や指摘を「攻撃」と感じることが多い。
- 「どうして自分ばかりがこんな目に遭うのか」と感じやすい。
友人から「その服の色、別の色の方が似合うかも」と提案されたときに（私のファッションセンスをバカにしてるの？）と感じ、攻撃と受け取る。
④社交的に不器用
他人とのコミュニケーションで、軽い冗談や煽りを適切に受け流したり、笑って受け流すことが難しく、場の雰囲気を悪くすることがある。
軽い冗談や煽りに対する上手な言い返し方を知らないというコミュニケーションスキルの低さとも言えます。
- グループ内での冗談や軽い煽りに対して真に受けてしまい、場の雰囲気を悪くすることがある。
- 他人の冗談や軽い挑発に対して、笑って受け流すことが難しい。
友人と集まっているとき、誰かから「〇〇はいつも遅れてくるから、時計が壊れてるんじゃない？」と軽く冗談を言われ、「そんなに遅刻してないよ！みんなが早く来すぎるんじゃないの？」と真剣に返してしまい、場の雰囲気が微妙になる。
⑤過去の経験を引きずる
過去のネガティブな経験を引きずり、新たな状況でも同じように反応してしまいます。
- 過去に受けた批判や侮辱を忘れられず、新たな批判を受けるたびにその時の感情を思い出してしまう。
- 前に同じような状況で傷ついた経験があると、再び同じような反応をしてしまう。
職場で上司から「このレポートの内容は少し改善が必要だね」と指摘される。
以前に別の上司から「君のレポートは全然役に立たない」と侮辱された経験があるため、その時の感情がよみがえり、（また自分はダメだと言われている）と感じ、落ち込んでしまう。
⑥過剰に反応してしまう
実際には軽い冗談や意図のない言葉にも過剰に反応する。
- ネット上の匿名の煽りや悪口にも真剣に反応し、長文で反論する。
- 友人や同僚からの軽い冗談やからかいにも過敏に反応し、関係がぎくしゃくする。
SNSで自分の投稿に対して「この意見は全く意味がない。何を考えてるんだ？」という匿名のコメントが付く。
自分は対抗して「あなたのコメントは全く的外れです。この意見には多くの人が賛成しているし、具体的な理由があるんです。まず第一に…」と長文で詳細に反論する。
⑦自分に自信がない
自分に自信がなく、他人の評価や意見に敏感になりやすく、他人の意見で左右されることが多い。
- 自分に自信がないため、他人からの否定的な意見を過剰に攻撃と感じる。
- 自分の価値を守るために、攻撃的になったり、防御的な態度をとったりする。
上司から「このプロジェクトの進捗が遅れているのは問題だ」と言われる。
自分は「でも、私一人で全部やってるんです！誰も手伝ってくれないから遅れてるんです！」と防御的に言い返し、攻撃的な態度を取る。
⑧冷静さが足りない
冷静に客観的に考えることができず、感情に任せ反射的な言動を行ってしまう人です。
- 煽られた際に冷静に対応することができず、感情的な返信をしてしまう。
- 冷静に対処しようとする意識があっても、実際にはすぐに感情が高ぶってしまう。
仕事のチームミーティング中に上司から「このプロジェクトの責任者は誰だ？もっと責任を持って行動しろ」と指摘される。
冷静に対処しようとする意識はあったが、上司の言葉に対する不安や焦りがすぐに現れ、「私が悪いんですか？みんなが協力してくれないんです！」と感情的になってしまう。
煽り耐性を付けて円滑なコミュニケーションを取ろう
煽り耐性がない人や低い人にはさまざまな特徴があります。
自分に当てはまると感じた方も多いのではないでしょうか？
煽り耐性は学ぶことで付けられます。怒りの感情はコントロールできるのです。
▼怒りの感情のコントロール方法について知りたい方は、以下も参考にしてください。
